現代は定年までの保証がなくなったと言われますが、それでも企業で働いていれば良い事はあります。
ほとんどの会社で毎月の賃金は保証されるし、福利厚生は企業に属していない人に比べて良いと言えます。
しかしそれでも転職を希望する人が年々増加しているのは、キャリアアップや大幅な人員整理だけが原因ではないのです。
実は会社を辞めたいと思う原因の中で多くの割合を占めるのは、職場の人間関係が悪い事です。
日本人は円満退社を望むため退職理由にマイナス点を言う人は少ないですが、一身上の都合の多くは人間関係が原因と言われています。
こうした背景には時代は変わっているけれど、働く人は変わらないという事が挙げられます。
なぜなら一昔前は社員全員が一致団結して、業務にあたるという傾向が強かったのです。
その証拠に仕事が終われば職場の皆で飲みに行ったり、休みを使って社員旅行等が頻繁にありました。
しかし時が変わって現代はどちらかと言えば、個人を重視する傾向があります。
仕事はきちんとするけど、プライベートもきちんと確保したいという傾向です。
こうした逆の傾向を持つ人達が、同じ職場で働くのです。
中にはお互いのやり方が理解できない人もいて当然です。
他にも元から性格の合わない人等、会社には様々な人がいます。
そうした中でも人間関係を円満にしたいなら、相手の距離感を理解する事が大切です。
そのためにも顔を合わせたら、元気に挨拶する事を心がけると対立する事は少なくなるでしょう。